LONG STICK OUT

高生産性溶接ソリューション
溶接速度と生産性を最大360% UP!

Power Wave® AC/DC 1000® SDインバータ技術と、スティックアウト延長技術を組み合わせることで、ロングスティックアウト(LSO)プロセスが可能になります。
LSOは、ワイヤを事前に加熱する物理的原理に基づいており、溶加材の融合性を高めるとともに、溶接電流や溶接速度を変えることなく、溶着量を向上させることができます。

さらに、LSOプロセスは複数アーク(マルチアーク)方式にも対応しており、Power Wave® AC/DC 1000® SDの性能を最大限に引き出すことが可能です。

ロングスティックアウト(LSO)とは?

サブマージアーク溶接(SAW)において、「スティックアウト」とはコンタクトチップ(電極先端)から母材までの距離を指します。
この距離を、専用の延長部品(さまざまな長さのエクステンション)を使って延ばすことで、ロングスティックアウト(LSO)が実現します。
ワイヤの長さが長くなると、電気抵抗が増加します。これにより、「ジュール効果」によって電極ワイヤが事前に加熱され、同じ電流(アンペア)でも通常のスティックアウトよりも早く溶けるようになります。

LSOのメリット
>> 高品質な溶接結果
>> 美しいビード外観
>> 業界最高水準の溶着速度
>> 深い溶け込み
>> 生産性の大幅向上

特に「Tandem Arc AC LSO」では、1トンのワイヤあたり 196時間以上の作業時間を削減可能です。

サブマージアーク溶接機器

Power Wave® AC/DC 1000® SDは、サブマージアーク溶接における最先端の技術と性能を備えた溶接機です。

この機器は、Waveform Control Technology®(波形制御技術)をサブマージアーク溶接に導入し、ソフトウェア制御によるAC(交流)、DC正極、DC負極の出力切り替えを可能にします。これにより、溶着量や溶け込みの精密な制御が実現します。

従来の電源装置と比べて、以下のような大きなメリットがあります

>> 熱入力を増やさずに溶着量を向上
>> 溶接速度の向上
>> 優れた機械的特性の確保
>> 電力消費の削減
>> 単一アーク・複数アークの簡単な設定と制御
>> CheckPoint™ による全溶接のモニタリング・記録・検証

自動化ソリューション

サブマージアーク溶接を自動化したいとお考えですか?
リンカーンエレクトリックでは、多彩な自動化溶接ソリューションをご用意しています。
生産性の向上、品質の安定、作業者の負担軽減など、自動化によるメリットは計り知れません。
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